コラム
秋の窓辺を軽くする。カーテンとブラインドの使い分け
札幌では、9月から10月にかけて外気温が下がり、窓辺の過ごし方が変わります。
気象庁の1991〜2020年の平年値では、札幌の月平均気温は9月18.6℃、10月12.1℃です。
日中の光は取り込みたい一方、夕方は視線を遮り、冷たさも感じにくくしたい。秋の窓まわりは、一枚で全部を解決しようとしないことがポイントです。
結論は、光を調整する層と、視線や室温感を整える層を分けることです。
レース+厚地カーテン、ブラインド+カーテンなど、窓の向きと暮らし方に合わせて役割を組み合わせます。

窓ごとに困りごとを一つ決める
南向きの大きな窓、道路に面した腰窓、寝室の小窓では、必要な機能が違います。まず「午後のまぶしさ」「夜の視線」「朝の明るさ」「窓辺の冷たさ」など、最も困ることを窓ごとに一つ選びます。すべてを最大性能にすると、生地が重くなったり、開閉が面倒になったり、予算が分散したりします。
確認は、晴天の昼だけでなく、夕方に室内照明をつけた状態でも行います。外からの見え方は、日中と夜で逆転します。道路や隣家に面する窓では、室内側からの感覚だけで決めず、可能な範囲で外側からも確認してください。
カーテンとブラインドの得意分野
レースと厚地カーテン
柔らかい光と布の表情を取り入れやすく、開閉も分かりやすい組み合わせです。レースは日中の視線と光、厚地は夜の視線と落ち着きを担わせます。壁や床と近い色を選ぶと窓面が大きく見えにくく、家具と同じアクセント色を少量拾うとまとまりが生まれます。
ブラインドやスクリーン
光の方向を細かく調整しやすく、窓まわりをすっきり見せたい場合に向きます。一方で、毎日どの位置まで上げ下げするか、掃除をどのようにするかも大切です。頻繁に出入りする掃き出し窓では、操作回数や分割方法を実際の動線に合わせます。
組み合わせる場合
ブラインドで日差しを調整し、カーテンで柔らかさや夜の安心感を足す方法があります。窓枠内に納めるものと室内側へ掛けるものが干渉しないか、ハンドル、網戸、暖房器具との距離を採寸してから決めます。

秋に確認したい三つの実用条件
- 丈と幅:窓だけでなく、床、家具、暖房器具との距離を確認します。
- 開け方:片開き、両開き、上下操作のうち、毎日の動作が少ない方法を選びます。
- 手入れ:洗濯表示、取り外し方、羽根や生地のほこりの取りやすさを購入前に見ます。
窓辺の冷たさが気になる場合も、カーテンだけで建物性能が決まるわけではありません。窓の種類、すき間、暖房の位置、室内の空気の流れが関係します。結露やすき間風が続くなら、窓まわりの装飾と建物側の確認を分けて相談するのが安全です。
部屋を重く見せない色の決め方
秋冬だからといって、濃い色を大きな面に使う必要はありません。床やソファが濃い場合は、窓まわりを壁に近い明るさにして、クッションや小物で季節色を加える方法があります。反対に、白い空間に落ち着きを足したいなら、厚地カーテンだけを中間色にし、レースは軽さを残します。
生地サンプルは、窓の前に垂直に掛けて確認します。机の上に置いたときと、逆光を受けたときでは色が違って見えます。昼、夕方、照明下の三回を見ると、想像との差を減らせます。
相談前に用意するとよいもの
窓全体と周囲の家具が写る写真、窓枠のおおよその幅と高さ、方角、日中と夜の困りごと、残したいカーテンやレールの有無を整理します。正確な採寸は施工前に行いますので、最初の相談では分かる範囲で構いません。
札幌の月別平年値は気象庁の過去の気象データで確認できます。micsでは、部屋全体の色や家具に合わせたオーダーカーテンと、窓まわりの困りごとを整理するカーテンドクターに対応しています。ご相談はお問い合わせフォームからお送りください。
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