コラム
ソファを買い替えず、秋の部屋へ。クッションと布で印象を整える
使い慣れたソファはそのままに、部屋の雰囲気を少し変えたい。秋の模様替えなら、クッションや小さな布から始める方法があります。新しい家具を買うほどの変化が必要なのか迷っているときにも、試しやすい選択肢です。
ただし、秋らしい色をいくつも足すと、かえってまとまりにくくなることがあります。大切なのは、今あるソファ、ラグ、カーテンの中から色の手がかりを拾い、布の面積と柄の強弱を調整することです。

最初に、ソファの上を一度空けてみる
クッションやブランケットを外し、ソファだけの姿を見てみましょう。色が重いのか、形が目立つのか、周囲のラグと柄が競っているのか。足す前に見直すと、変えたい部分が分かりやすくなります。
座面のへたりやぐらつきなど、使い心地に問題がある場合は、布の模様替えで解消できるとは限りません。今回は見た目を整えたい場合の方法として考え、家具そのものの不具合は別に相談します。
外した物を一つずつ戻してみるのもおすすめです。なくても困らない物、あると座りやすい物、色のつながりに役立つ物を分けると、新しく買う必要がない場合もあります。
足す色は、部屋の中から見つける
ラグの模様に入っているグレー、木製家具の茶色、カーテンの淡い色。クッションの候補は、まず部屋にある色から探してみましょう。同じ色を少量繰り返すと、離れた場所にも関係をつくれます。
ソファが濃い色なら、明るいクッションで輪郭を見せる方法があります。淡いソファなら、少し濃い色を加えて引き締める方法もあります。すべてを同じ濃さでそろえることだけが、統一感のつくり方ではありません。
秋らしさを出すために、必ずオレンジや赤を入れる必要はありません。今の配色を保ったまま、織りの表情や、光を受けたときの陰影を変える方法もあります。季節の色が好みに合わないなら、好きな色の中で質感を変えてみてください。
柄同士を合わせるなら、大きさと余白を比べる
柄のあるクッションを組み合わせたいときは、色に加えて柄の大きさを見ます。大きな曲線柄と細かな幾何学柄など、模様のリズムを変えると、同じ色の中にも違いをつくれます。
一方、強い柄がラグやカーテンにもある場合は、無地のクッションを間に入れると、目を休める面ができます。柄を足すことより、何も描かれていない面を残す方が落ち着くこともあります。
写真では、異なる柄のクッションに共通する濃淡が見られます。参考になるのは、模様をすべて同じにしなくても、色の関係でつなげられる点です。写真の生地の素材や洗濯条件は、見た目からは判断できません。

数は、きれいに並ぶ量より座れる量に
写真では多めのクッションが映えても、座るたびに床へ下ろすなら、日常では扱いにくいかもしれません。普段座る人数分の場所を空け、残したクッションが背中や肘を支える位置にあるかを確かめます。
横になることが多いなら、動かしやすい大きさを選ぶ方法があります。姿勢を支えたいなら、見た目だけでなく中材の硬さや厚みも確認します。カバーだけを交換する場合は、今の中材との寸法の相性を見てください。
ブランケットを加えるなら、使わないときの置き方も決めます。座面へ大きく広げる、肘に少量掛ける、かごへ収める。それぞれ見える面積が変わるため、色の強さを調整できます。動く部分や足元へ布が垂れない使い方にしましょう。
手入れできる条件を、購入前に確かめる
よく触れる物ほど、洗濯や手入れの条件を確認しておきたいところです。洗濯できる表示があっても、水温や乾燥方法などの条件は商品ごとに異なります。カバーと中材の扱いも分けて確認します。
小さな子どもやペットがいる場合は、引っ掛かりやすい装飾、抜けやすい毛足、外しやすい部品なども選ぶ際の確認点です。使う人と手入れする人の両方に合うものを選ぶことで、模様替えを続けやすくなります。
保管場所も先に考えましょう。季節ごとに替えるなら、使わないカバーをしまう量が増えます。中材は共通でカバーだけ替える、手持ちの物を別室と入れ替えるなど、増やしすぎない楽しみ方もできます。
いつもの位置から撮って、足しすぎを確認する
配置ができたら、部屋全体を普段立つ位置から撮ります。ソファだけの近い写真より、カーテンやラグと一緒に見た方が、色の偏りや柄の多さに気付きやすくなります。
写真を見て迷ったら、まず一つ減らして比較してください。買い足す前に手持ちの物で試すことで、必要な色や大きさを絞れます。小さな模様替えが、次に家具や内装を変える際の好みを知る機会にもなります。
micsでは、残したい家具を生かしたインテリアのご相談も承っています。部屋全体とソファの写真、気になっている布の見本などがあると役立ちます。「今のソファを残して、少し気分を変えたい」という希望から、一緒に考えてみませんか。

関連記事:あわせて読みたいコラム
お問い合わせ
お気軽にお問い合わせください。